Tuesday's Child-映画・本・器・日常・起業etc
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2005年06月20日

20年前の愛読書

最近集中力が乏しく、本も映画もご無沙汰になっていたのだけど、駅前にブックオフが出来たので、なんでも良いので久しぶりに気晴らしに・・・とたまたま目に付いた新井素子の「チグリスとユーフラテス上・下」を購入。

新井素子なんて20年ぶり!!新井素子は私のSF入門第二期を支えた作家で(SF入門第一期は不二子藤雄と手塚治虫のマンガかなー)小学校の高学年から中学生時代に良く読んだ。

「星に行く船」シリーズ、「いつか猫になる日まで」そして衝撃的だった「ひとめあなたに・・・」など、今でも内容を鮮烈に覚えているものばかりで、好きな作家だったはずなのだけれど・・・。20年経って読んでみると、33才の私は’あの’(新井素子を一度で読んだ人なら分かる)独特の少女ちっくな口語文体に、耐えられなくなっていた・・・。13才の頃には平気だったんだけど・・・。

それにしても児童向けコバルト文庫ならともかく、一般向けの集英社文庫で、しかも日本SF大賞受賞作だというのに、相変わらずのあの文体なのには驚いた。多分作家本人が永遠の「少女」なのだろう。

で、話は面白かったのかというと、まぁ面白かった。結末が最初に明かされている逆さ順惑星年代記で、いかにして惑星に移民した地球人が滅亡に至ったか、を複数の女性の目を通して描かれている。
「滅亡に至った」という言い方は作者の意図にそぐわないかもしれない。いかにして「新たな出発点に立ったか」ということか。

「もうっ!ほんっとおっにぃっ!」

などという口語があちこちに出てきて、耐えられない~・・・!と、鳥肌立てながらも、結局最後まで読んでしまった。SFとしては目新しいところは何もないが、新井素子ワールドにひたって久しぶりに少女気分です、ハイ。

投稿者 Oritaka : 2005年06月20日 22:43

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