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2004年01月03日
NHK金曜時代劇「蝉しぐれ」
たくさんのテレビ賞を取ったのも納得の出来で、何度見直しても情緒あり、緊張感あり、音楽も役者も良く、ファンが多かったのもうなずける。内野聖陽ははまり役。
藤沢周平の小説は描写がとても映像的で、テレビ化に向いていると思う。読んでいると降っている雨の匂いさえしてくるように臨場感があり、映像制作に何の造詣もない私でさえ、映画にしてみたい、と思うような名場面がたくさん出てくる。
原作は何度も何度も読み直し細部まで覚えており、地味になりがちな無名武士が主人公の時代小説にここまで夢中になるのは初めて。時代小説というより青春小説の名作だと思う。
10年以上前だが、同じく金曜時代劇で、これまた同じく藤沢周平の「用心棒日月抄」を「腕におぼえあり」というテレビシリーズにしていたのだが、これも良かった。どちらもキャストが申し分なく、青江又八郎も牧文四郎も全くイメージが壊れず、ほれぼれするカッコヨサ。
それにしても「剣客商売」の秋山大二郎といい、理想のタイプを時代小説の中ばかりに見出すクセはもうやめよう・・・。
投稿者 Oritaka : 2004年01月03日 22:30
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